私たちの仕事は鏡の前の仕事です。1日の労働時間の95%以上を鏡の前で過ごしているかもしれません。
しかし、私たち美容師は鏡の前に立っているにもかかわらず、自分を見ているのは数分くらいなものです。
鏡の見すぎは、ある意味危険
女性なら誰でもメイクをするので鏡を見る時間は多いでしょうが、必要以上に見る人はシミになりやすいというデータが有るそうです。そんなネタを発見したので、お知らせしたいと思います。
鏡の見すぎはシミが増える
タイトルだけを読むと「??」となるでしょうが、実は簡単なカラクリです。あなたは1日にどれくらい鏡を見ていますか?
実は鏡を見るだけでシミになりやすいのではなく、鏡を見ている時間が長いとそれだけ顔を触る時間が長くなるのが原因です。
何度も同じ場所を繰り返し触ることで、お肌が敏感になりお肌に対して過剰なほどの刺激が与えられた肌は、メラニンの生成が活発になるのです。
更に刺激を与え続けると、通常はターンオーバーによって排出されるメラニンですが、繰り返し刺激を受ける事で真皮層にまで深く落ち込み、簡単には通常の新陳代謝でシミを排出することが出来なくなるのです。
それを毎日繰り返すと女性ならとっても怖い、色素沈着が起こりシミとなり更に気になり触る、そして色素が濃くなるのです。
そもそも皮膚は刺激に敏感なので、可能な限り触らないことが好ましいのです。
鏡を見ると小さなことが気になる
誰でも気になると、もっともっと気になるものです。小さな吹き出物を発見すると、気になり触る。繰り返し同じ箇所を触ることによりにきび跡が深くなったり、シミが濃くなったりと….
エステサロンではこのシミは消えませんと言われて、深く傷付いた事もあるかもしれませんね。
鏡の中に映った小さな吹き出物や、お肌の変化は可能な限り気にしないことをオススメします。
身体が自然と治してくれます。
例えば蚊に刺されたとき、かかずに痒みをこらえている方が、かきまくったときより早く治ることをご存知ですか?
蚊に刺された事で腫れが酷くなるのではなく、かくことにより皮膚が怪我をした状態になるから余計に症状を悪化させるのです。
鏡の使い方を変えてみましょう
鏡をのぞいて自分の肌を見るまでは皆一様にして同じです。それからの考え方を少し変えるだけでお肌を健康に保つことが出来ます。
鏡をのぞく目的は自分の肌のコンディションを知ることです。
「ここに小さな吹き出物が出ている!」とか「この箇所が最近乾燥しているわ!」とかお肌のコンディションを知るためのツールとして私用することが大切だと思います。
お肌のトラブルの原因を知るために鏡に自分の顔を映す。そして食生活や、生活習慣を見直し、自分の身体が治してゆくので鏡を見て症状を観察し、自分は身体の援護するくらいの気持ちでいるほうが心も身体も安心ではないでしょうか?