美容室でのカウンセリングのコツ

美容室で自分がなりたいスタイルをスタイリストに説明するのが苦手な方が多いようです。お客さまの立場と美容師の立場でお話をしていきたいと思います。

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お客さまの立場から

何でも物おじなく自分の意見を言える方は大丈夫なのでしょうが、なかなかお話が苦手で相手に意見を伝えるのが苦手な方は、しゃべると言うより見せる方法で希望を伝えるほうが良いと思います。雑誌の切抜きをご持参いただくのを歓迎としている美容室は多いと思います。当然美容室でもスタイルブックを用意しているサロンも多いと思います。最近は携帯やスマホで画像を直接持ってきていただく方も多くなっています。何も躊躇うことは無いのでしっかりと担当美容師に意見を伝えましょう。自分の髪質や長さ、傷み具合で希望のスタイルが出来るのか多少の変更が必要なのか、十分に話し合いをして納得の行く施術を期待したいものです。

美容師の立場から

私達美容師はお客様のなりたいスタイルを可能な限り聞き出そうと考えます。その時のお客様の状態や環境など可能な限りお聞きして最善なスタイルをご提案したいと考えています。しかしご希望のスタイルが見えてこないときなどは私達美容師も困ってしまいます。一番多いのが「お任せ」です。お任せとは長さもスタイルも施術技術もお任せかと言うとそうではありません。せめて長さの指定でもしていただけると大変に助かります。私達はヘアースタイルを創るので、開口一番「何センチ切りますか?」とは言わないようにしています。たとえば「3cmカットしてください。」と言われると前回のスタイルと同じで3cmだけ切ることとなります。どこかやりにくいところなどあるなら是非言って頂き、長さの指定だけでなく量の多さ、ハネやすい所など言って頂くと対処させて頂きます。

理想的なカウンセリング

お客様も美容師も共に理想的なカウンセリングは「なりたいヘアスタイル」について、期間の設定をして話し合いが出来る事が素敵なことだと思っています。なりたいスタイルに必要なタイミングで必要な技術を提案して、髪の損傷を最小にとどめて理想のスタイルにする。今の長さから逆算して理想のヘアスタイルの完成は何時ごろ。来月はこの技術、再来月はこの技術ですと提案できて、お客様の予定と照らし合わせて来店日の設定をする事がスタイル創りにはとっても大切なことです。

心の通う事ができる美容師との出会い

美容室は自分のことを理解してくれる担当者なら話もわかりやすいのですが、担当やサロンが変わるたびに1からの説明は大変です。心の通う美容師を探すことは大変なことですが、この人と言う担当美容師を見つけると末永く素敵なヘアースタイルで毎日を過ごすことが出来るはずです。お客様と美容師が一丸となりお客様のヘアスタイルを想像するのですから、話し合いは大切です。遠慮しなくて大丈夫な美容師と出会うために、自分を良く理解してもらい自分の意見が通じやすい関係を作ってみませんか?

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